お金持ちは
親の介護で、夫婦で熊本の実家に戻った友達の K子。
今年も、名産の大きな荒尾の梨が届いた。
熊本に行って10年以上も経つというのに、
年間を通じて色々な物を送ってくれる
康泰導遊。
会えば、断っても、バッグや服を買って押し付ける。
元々は、店のお客さんで、そんなに親しくは無かったのに、
餞別をしたのがきっかけで、友達になった。
とっつきにくい感じのK子は友達がいないので、よっぽど嬉しかったのだろう。
「何にもお返し出来ないから、もういいよ」 いつも言うのに、
「子供も孫も、それに一人娘やから身内もないし、
財産残しても喜んでくれる者もおらへんし
康泰領隊」
「元気なうちにみんなに喜んでもらおうと思って…」 懲りないK子。
そんなK子に、父親が亡くなって、また、また使い切れないような財産が入った。
貧乏人は、せっせと節約して、貯めることばっかり考えている。
人に何かを貰うと得した気分で喜ぶ
康泰領隊。
お金持ちは、お金をどんどん使ってみんなを喜ばせる、
すると、またお金が入って来る。その事をみんなを知っている。
私は、貰ってお礼を言うより、人にあげてお礼を言ってもらう方が気持ちいいから、
どちらからと言うと、人にあげる方が好き。
私の場合は例外で、どんどん、差し上げてばかりで
康泰導遊、どんどん貧しくなる一方だけど。